先日、お金持ちは年金について私が計画していた年金の繰り下げなんてしないよ。と言う記事を書きました。
さらに、投資や老後資金を貯めるにあたってゴールを考えておくことが大事ではないかというお話も書きました。
投資や老後資金のゴール【豊かな人生】 - お得に老後準備生活
私の場合、老後もかなり支出が多そうなので、今はとにかく節約をしてお金を増やすタイミングであり、どのようにリタイヤ後の収入を確保するか！の再検討を行っていました。
が、結局は王道！新NISAで夫婦共に早く生涯非課税枠※を使い切ることだという結論に至りました。
※生涯非課税枠は、1人1,800万円ですから、夫婦2人の場合は、3,600万円です。
我が家の場合、今は、夫婦でそれぞれ月に33,333円つみたてNISAと15,000円ずつの個人年金を老後のために積立てています。
これを個人年金は、払込保険にしてしまい、その15,000円を新NISAに回して続けていくと、来年から始まる新NISAでは、毎月96,666円をつみたてることになります。それを継続していくと10年後の60歳の時には、運用収益額が1,351万円(利益は191万円)、元本が約1,160万円になります。この時点で、生涯非課税保有枠の残りは、夫婦で2,440万円です。
次に60歳からは、退職一時金やこれまでのNISAやつみたてNISA、そして、個人年金等を使って新NISAでリスクの少ないインデックス投信などを購入していき、早く生涯非課税枠を使い切る作戦です。
退職一時金などを利用するため、5年間で毎月コツコツつみたてする必要はなく、年360万円/人の上限までを出来るだけ早く一括投信していった方が、株価は徐々に上がり続けると仮定した場合、利益が増える可能性が高くなります。
↓詳しい理由は、こちら
投資信託は一括投資と積立投資どちらが良いの？ | LINE投資部
そうして、50歳からスタートした新NISAを(少なく見積って)年利3%でつみたてしていった場合、63歳5ヶ月で元本が3,600万円に到達し、運用収益額は、4,063万円(利益は463万円)になります。さすがに60歳から急に積立て額を加速させていますので期間が短くてあまり利益はでていませんね。(＾＾；)
ですが、その後はつみたてはゼロでもそのまま持ち続けていれば以下のように運用収益額および毎月の複利が伸びていきます。
65歳: 4,261万 (10.6万円/月)
66歳: 4,390万 (10.9万円/月)
67歳: 4,524万 (11.3万円/月)
68歳: 4,661万 (11.6万円/月)
69歳: 4,803万 (12.0万円/月)
70歳: 4,949万 (12.3万円/月)
71歳: 5,100万 (12.7万円/月)
~
80歳: 6,678万 (16.7万円/月)
~
90歳: 9,012万 (22.5万円/月)
~
100歳: 12,160万 (30.4万円/月)
もともと私の場合、70歳まで年金を繰り下げて受給額を増やし、長生きして資産を増やしたいと考えていましたが、その時に予想していた年金増額分は、月12.5万円でした。
したがって、年金繰り下げと同じ70歳まで生涯非課税枠の資金をそのまま寝かしておけば月の増額分が一緒になるだろうということが分かりました。
後は、70歳までの生活費ですが、そちらは65歳から貰う年金とまだ手を付けていないiDeCoを使うことでゆとりある老後生活ができるだろうと考えています。
我が家の40歳から始めた老後準備ですが、なんとか年金を繰下げるより、もっとお得な年金+資産運用でも当初目標の老後収入を確保できそうということが分かりました。
本当は、iDeCoも65歳から投資に回す事も考えましたが、今のところ生涯非課税枠の税金が掛からない中で運用し、そこでの複利効果を狙った方がお得なのではないかと考えています。(本当は、知識がなくてこれ以上は計算が出来ませんでした。)
こちらは、相続税対策をしっかりしておけば、年金繰り下げとは違いは、私が死んでも『金のなる木(お金を増やす仕組み)』を家族へ引き継ぐことが出来ます。
なお、私は控えめに年利3%で計算しましたが、年利4%で計算しただけ場合は、生涯非課税枠を使い切る63歳より早く月12.5万円以上の複利収入が得られるという計算結果がでていました。年利が高ければ年金とは違い複利効果でもっともっと増えていきます。
最後に、後は、資産の取り崩し方というか使い方ですよね！貯めて貯めてやりたい事も我慢してなんて事がないように、そちらについてもしっかり考えていきたいと思います。꒰๑˘͈◡˘͈๑꒱◦°
