減らない財布の作り方で、紹介した個人年金とiDeCoを活用する方法ですが、40歳から20年間も毎月7.6万円も積み立てできないよという方もいるかと思います。
(1.5万円+2.3万円)×2人=7.6万円
そういう方は、40歳より前から個人年金もiDeCoも始めることで、より少額からの積み立てで、65歳から70歳までの生活費を作り出す事ができます。
コツは一緒です。収入も毎月の生活費も人によって違いますが、若い方は時間を有効に使うことで将来のゆとりある老後をより日々の負担を少なく実現する事が出来ます。
反対に40歳なんてとっくに過ぎてしまったという方は、毎月の積立の額を増やすしかないのですが、子供の教育費など一番厳しい状況にいる方も多いと思います。
そのような方は、65歳から70歳までの全額を積み立てた金額で賄う事が出来なかったとしても自分の会社に引き続き雇用してもらうとか？アルバイトをして、足りない分を収入を得ることで、年金の受給時期を繰り下げ、減らない財布を増やしましょう。
ただ、気を付けないといけないのが、年金の受給時期を繰り下げることは、寿命によっては損をしてしまう場合があります。年金を繰り下げて総額で損しないようにするためには、68歳で年金を受け取り始めるのが一番良いと記事にしている人もいました。
■年金受取時期
●68歳は、65歳から受け取るより79歳から総額が多くなる
●70歳は、68歳から受け取るより84歳から総額が多くなる
●75歳は、70歳から受け取るより91歳から総額が多くなる
自分が何歳まで生きられそうかも意識して年金の受取開始時期を決めるのが良いでしょう。
私の場合は、84歳よりも生きられるように健康に気を付けようという思いで70歳から年金を受け取るつもりです。
長生きに自信がある人は、出来るだけ年金の受取開始を後ろ。長生きに自信のない人は、さっさと受取始めた方が結果的に年金の受取総額は多くなります。
