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【老後の備え】老後の減らない財布の作り方 その2 | iDeCo

この間の減らない財布の作り方の第2弾です。
今回は、iDeCoをご紹介します。

iDeCoは、勤めている企業や運用方法によって受け取れる年金額が大きく変わりますが、ここでは誰でも減らない財布が作れるように確定拠出年金ではない、企業年金もない方でも出来る減らない財布の作り方(iDeCo編)を紹介して行きたいと思います。

iDeCoは、確定給付年金の企業や公務員の人は、月の掛金の上限が、12,000円です。私は、こちらに該当します。
ウチの奥さんは、企業年金がない会社に勤めているため、月の掛金の上限が23,000円となります。

まずは、この上限23,000円を毎月iDeCoで積み立てした場合について説明します。

iDeCoを40歳で始めると、60歳までに以下の金額を積み立てる事になります。

23,000円×12月×20年=552万円

この552万円を夫婦2人でリスクのない円定期で積み立てていたとした場合でも、2人で実際には1,104万円になります。

これを65歳から70歳の5年間で年金として受け取ると単純に計算すると以下のようになります。

1,104万円÷5年÷12ヶ月=184,000円/月

その1で紹介した個人年金と合計すると

12.5万円+18.4万円=30.9万円になります。夫婦2人で受け取れる年金額の平均が22万円ですので、65歳から受け取る年金は受け取らずに十分にカバーが出来る金額だということがお分かりいただけると思います。

なお、ゆとりある老後のための生活費は、月36万円必要と言われていますから、そこには少し足りていません。

iDeCoは、節税の効果がありますし、定期預金では減ることもないため、リスクなく運用したい方はこの方法でも、十分生活が出来ます。

でも、せっかくなら、出来るだけ多く老後年金を貰う前でも蓄えておきたいですよね。

そうした方は、手堅い株式のインデックス投信を国内株と世界株を半々で買い続けることをおすすめします。

世界経済の株式の成長率は平均で7%と言われていますし、日本の株価は、それ程上がらないと仮定しても、両方合わせて平均で年利3%で20年間運用を続けたとした場合、約200万円増えて以下の通りです。

552万円/人→763万円/人
夫婦2人で、1,526万円になりますから、25.4万円が5年間毎月受け取れます。

1,526万円×5年÷12月=254,000円

これを個人年金と合計すると12.5万円+25.4万円=37.9万円となりますから、65歳から70歳までの受取額が"ゆとりある老後"の生活費を超えてきました。
(税金とかの引かれる額は、抜きにして考えています。)

この計算には、退職金も、それまでの貯蓄も含まれていませんから、なにか緊急な出費が必要になったとしてもその蓄えから賄っていただけるのではないでしょうか。

さらに60歳から65歳までも厚生年金に加入している人はiDeCoに継続して積み立て出来るようになりましたから、60歳から65歳まで今の会社で働く希望さえ出せばさらに5年間積み立て運用出来る期間を延ばす事が出来ます。
つまり、60歳までで1,526万円の資産を作る事が出来ましたが、65歳まで同じ生活が出来ればさらに多くの資産を形成する事できるようになりました。

皆さんが受け取る年金は70歳まで受給開始を繰り下げることで年金額が142%となりますから、減らない財布を約1.5倍にすることが出来ました。

仮に平均年金額の22万円の方が70歳から年金を受け取るようにすると、毎月約31万円が減らない財布になり皆さんの口座に生活費として振り込まれるようになります。(正しくは、年金は毎月振込ではなかったかと思いますが)

企業年金や、確定拠出年金の会社にお勤めの方は、もっと上記より条件が良いはずです。とにかく40歳から節税のためと思って個人年金iDeCoを始めることで、リスクは少なく"減らない財布''を増額する事が出来るようになります。

後は、今の生活を頑張って収入を上げる事や、多少のリスクは理解した上での手堅い運用を行っていけば、ゆとりある老後のための資金を作り上げることができます。